ほんとうの自由とはなにか
わざわざ嫌われたいと思う人間などいない。これは人間の自然な欲望であり衝動。本能といってもよい。これに縛られるのは、本能の奴隷。ほんとうの自由とは、本能のまま転がり落ちる自分を停止させ、坂道を登るような態度をいう。本能に抗うことが自由。すなわち、「自由とは他者から嫌われること」。他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを払わなければ、自由な生き方を貫くことはできない。これは、嫌われるようなことをしろ、というのではない。嫌われることを怖れるな、ということ。
「嫌われる勇気」より(引用者による表現の修正あり)
嫌われることを怖れない勇気、というのは、「嫌われたくない」という本能に抗う勇気である。
「AだからBできない」という決定論の中に生きるのではなく、今からどういう選択をして変えていくかを考えるべき。
一歩踏み出す怖さを克服し、現実的な努力をしていこう、ということ。
少しくらい不便で不自由であっても、今のライフスタイルの方がラクだといって、変化を怖れがちである。
それは、不自由な生き方。自ら選ぶ人生を生きていこう。
望む未来を描いて、努力を積み重ねよう。
望んだとおりの結果が得られるかどうかはわからない。
でも、その方が「自由」だし、きっと楽しいと思う。